鷹木さんの読書感想文

主に読んだ本の感想とか。発言は個人的な見解です。

『ポーラースター ゲバラ覚醒』

読了から時間が経ってるので、記憶が曖昧だけども。

カストロ前議長が亡くなったというニュースで読んだのを思い出したので。

 

『ポーラースター ゲバラ覚醒』/海堂尊

 

あらすじ

キューバ革命を指揮したチェ・ゲバラのお話。

ここでは医学生であった当時、南米を旅した時期が描かれている。

婚約者との別れ、女性との出会い、友人との出会い、さまざまな別れと出会いを繰り返し南米を旅する。悪い人もいい人もゲバラに大きく影響を与えていく。

一緒に旅をしていた親友のピョートルと死別、この友人の死がゲバラの人生の舵を大きく切る・・・?というところで終わり。続きが気になるところ。

 

感想

正直、冷戦の時代に生まれていたわけでもなく、「チェ・ゲバラ」と聞いても、教科書にチラッと出てきたなぁ程度。あとはタバコの箱に顔書かれてたり、MGSのピースウォーカー?でチラッと名前出てきたような・・・くらい。

医学畑の人なんだーってこの本で知ったくらい。

とにかく熱く賢くロマンチストなバリバリなラテン系だぜ!って人物だなと思いました。学生としては決して真面目とは言い難い感じなのですが、自分の考えに対してはまっすぐで真面目で賢い。こういう人間じゃないと国を動かすというのはどだい無理な話。

途中で政治家と論争したり、女優にメロメロになったり、パーティでナンパしたり、かと思えば医者の卵として研究熱心になってみたり、ひたすら欲望に真面目なエピソードが多く一気に読んでしまいました。

人生の中には、いい意味で影響を与えてくれる人もいるけど、悪い方に影響を与えてくる人もいる。どの道に進んでいくか、自分の考えにまっすぐ真面目に考えなければふらふらとした人生を送ってしまうのかな。と人生論を叩きつけられた気分でした。

続巻も気になる